春の訪れを桜の花で感じる人は多いのではないでしょうか。
桜は小さな苔玉から盆栽、鉢植え、地植えと多種多様の楽しみができる魅力的な木ですよね。
そんな桜が春になっても咲かない…葉っぱしかでてこない…なんてことがあるんです。
そんな悲しい原因は実は昨年の管理にあるのです!
今回は桜の花が咲かない原因をひとつずつ確認して来年はさくらの花を綺麗に咲かせて春を取り戻しましょ!
桜が咲かない原因とは?昨年の問題点をみつけよう!

桜は日本では一番名の知られた木の一つであり、盆栽や鉢植え、庭木といったさまざまな方法で育てることができます。その中でも今回は鉢植えの桜について春になっても桜の花が咲かず葉っぱが出てきてしまう原因を考えていきたいと思います。
この記事で来年の春は自宅の桜で花見ができること間違いなしです!
若い木は咲かない?
そもそもとして桜は成熟しないと花を咲かせることができません。
自宅にお迎えしてから一度も花が咲いたことがないような場合は桜の木が成熟していない可能性が高いです。
種から育てた鉢植え管理の桜は品種によりますが最低5年は花を咲かせないことがほとんどです。
10年以上開花までにかかったという実例もあるのでまだ一度も咲いたことがない場合は木が成熟するのを待つ必要があります。
花が咲くのを期待して待ちましょう。
きっと咲いたときは感動間違いなしです!
ちなみに私も桜の木を種から育てる挑戦中です。よかったら下の記事も見ていってください!
夏の水不足?
春に桜の花が咲くためには花の元である花芽を木につくってもらう必要があります。
この花芽を桜が形成する時期は夏ごろから秋にかけてです。
この時期に水不足になると桜はストレスを感じ、花芽の形成をやめてしまいます。
水が大好きな桜にとって夏は水の渇きが早く、とくに鉢植えの場合は保水する土の量に限りがあり、水不足になりがちです。
夏の間、毎日水やりをしていても頻度によっては夏の暑さと乾きには勝てません。
もし夏の間に水やりを忘れたことがあったり、水やりを1日1回しか行っていない場合は水不足になっていた可能性が高く、花芽の形成がされなかったと考えられます。
梅雨明けから暑さが厳しい間は朝と夕方の2回水やりをするなど、桜や用土の乾き具合をこまめにチェックして水不足にならないように心がける必要があります。
日光不足?
どんな植物にも言えることですが、花を咲かせることには体力がかなり必要になってきます。
この体力は光合成から得ることができます。
つまり光合成に必要な日光が足りていない場合は花を咲かせるほどの体力が木に備わらないことになります。
桜は日光も大好きな木です。
もし軒下などの日が当たりにくい場所や北側などに置いている場合は置き場所を変更しましょう。
置き場所は日光が良く当たる場所はもちろんですが、西日が当たり続けないことと風通しがよいことも考慮してあげるといいでしょう。
肥料不足?
どんな植物でも花を咲かせるには体力が必要だと日光不足のところでもお伝えしましたが、肥料はその体力づくりに一役買ってくれる存在になります。
光合成だけでは木の成長にしか回せなかった養分を肥料が補うことで花を咲かせるための養分に回すことができます。
また、養分が余っているとより多くの花に体力を割くことができるため、たくさんの花を咲かせることができます。
ただどんなものにもデメリットというものがあり、肥料ばかり使用すると軟弱で病弱な木に育ってしまったり、化成肥料の場合は虫が付きやすくなったりもします。
ですので肥料は芽が動きだす前の2月ごろに緩効性肥料を1回(できれば有機肥料がおすすめ)、花が終わったあとの体力回復のため5月に速効性の液体肥料を1っ回、葉が茂る7月に来年の花芽のためにも緩効性の肥料を1回、夏の酷暑からの体力回復のために9月に速効性の液体肥料を1回(真夏は成長が止まるので肥料を与えないように)与えるようにするといいでしょう。
体力の回復にはすぐに効果がでる液体肥料を使い、木の成長を支える目的では長く効く緩効性の有機肥料(もしくは化成肥料)を与えると覚えておいてください。
植え替えや環境の変化がストレスに?
植え替えによるストレスや育成場所の変化による環境の変化のストレスは目に見えにくいですがあります。
とくに植え替えの際に根を整理しすぎた場合は根を張るのに時間がかかり花芽を形成するまでに至らない可能性があります。
だからといって植え替えをせずに何年も同じ鉢で育てていると根詰まりをして花を咲かすことができなくなるので植え替えは様子を見て2年に一度は行うようにしましょう。
根のお手入れに「根回し」という作業があります。
これは根を途中で切って整理して幹から近い場所からもう一度新しい根を生やすという作業になります。
素人では難しい作業ですのであまり気にせずに根は軽く整理するくらいにしておきましょう
花芽を切り落としてない?
今までご紹介してきた原因に心当たりがない方は花芽を自らの手で切り落としているかも知れません。
剪定の時期や場所を間違えると花芽を一緒に切り落としている可能性があります。
そのまえに桜の剪定の前提知識をお伝えします。
日本の諺のなかで
”桜を切るバカ、梅を切らなぬバカ”
というものがあります。
これはそれぞれには個性があり、その個性にあった手間をかける必要があるということを意味しています。
この諺から分かるように桜は切られる、つまり剪定されることを嫌い、剪定されたところから病気になりやすいです。
だからといって剪定をするなというわけではなく、剪定後はしっかりと傷口を消毒しておき、今までなにも気にせず剪定をしていた人は注意しましょう ということです。
さて本題に戻りますが、桜の剪定時期は休眠期の11月頃から2月頃までです。この時期に剪定をするのですが、要注意ポイントがあります。
この休眠期の枝にはすでに花芽があります。この花芽ごと枝を切り落としてしまうと当然ですが花は咲きません。
また、桜は枝の先端の方にたくさんの花を咲かせます。そのため、枝を切る=その枝からは花が咲かない ということになります。
もし剪定で花芽を切り落としているかもと思った方は花を付かせたい枝は剪定せずに残しておきましょう。
春に綺麗な桜の花をみれるかもしれません。
これからの管理で気を付けることは?

春に桜の花が咲かない原因が昨年の管理にある可能性が高いということが分かったかと思います。
では、春に綺麗な桜の花を見るためにはどうしたらいいのかリストで簡単にまとめてみました。
以上が鉢植えの桜の花を咲かせるための管理上のポイントになります。
このポイントをしっかりと押さえて管理できれば来年の春には綺麗な桜の花を見せてくれる可能性が高いです!
来春に期待を込めて丁寧な管理を心がけてあげてください。
では今回はここまでです。
皆さんの園芸lifeがよりよくなることを祈って終わらせていただきます。



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