こんにちは、植物を育てることが趣味の”とと”です!
細くてジグザグと伸びる枝に、丸くて小さな葉っぱが連なる姿が可愛らしいソフォラ・リトルベイビー。インテリアグリーンとして人気の観葉植物ですよね。
でも冬になると、「葉が落ちてきた…」「このまま枯れちゃうかも…」と心配になったことはありませんか?
今回は、そんなソフォラ・リトルベイビーの耐寒性と日本での冬越しについて詳しく解説していきます。
では、さっそくやっていきましょう!
ソフォラ・リトルベイビーってどんな植物?

ソフォラ・リトルベイビー(学名:Sophora prostrata ‘Little Baby’)は、ニュージーランド原産の常緑低木です。原産地では比較的温暖な気候で育っているため、暖かい環境を好む植物として知られています。
最大の特徴は、細い枝がジグザグに伸びながら、小さな丸い葉を交互につけていくユニークな樹形です。この可愛らしい見た目から、室内のインテリアグリーンとして人気が高まっています。
春には黄色い小さな花を咲かせることもあり、花が咲くとさらに魅力的です。成長はゆっくりめで、大きくなりにくく、樹形を保ちやすいのも育てやすいポイントのひとつですね。
ソフォラ・リトルベイビーの基本的な情報は下の記事で説明しているので気になる方は読んでいただけたら嬉しいです!
ソフォラ・リトルベイビーの耐寒性はどれくらい?
USDAゾーンで見る耐寒性
植物の耐寒性を表す指標として、USDA(アメリカ農務省)が定めた植物耐寒性ゾーンマップというものがあります。これは地域の最低気温をもとに、どの植物がどの地域で育つかを判断する目安になります。
ソフォラ・リトルベイビーは、USDAゾーン8~10(最低気温おおよそマイナス12度から4度程度)で栽培可能とされています。最も良い生育環境となるのはUSDAゾーン9~10(最低気温おおよそマイナス7度から4度程度)です。
これはあくまで最低気温だけを見た目安です。実際のソフォラ・リトルベイビーの耐寒性は株の健康状態、成熟度、水やりの仕方、風の強さなど、さまざまな要因に左右されます。特に若い株や根付いて間もない株はより寒さに弱い傾向があり、霜にも弱いですので注意が必要です。
実際の耐寒温度
私の経験上、健康なソフォラ・リトルベイビーは適切な管理下で0℃程度まで耐えられることが多いです。短期間であればマイナス5℃程度まで耐えることもありますが、霜に直接当たったり、凍結と融解を繰り返したりすると、株にダメージを与える可能性があります。
耐寒で重要なのは「乾燥状態での寒さ」と「湿った状態での寒さ」では、植物へのダメージが大きく異なるという点です。湿った状態では凍結しやすく、凍結すると細胞が破壊されてそこから腐りやすくなります。そのため、冬場の水やり管理が冬越しが成功するかどうかを大きく左右します。
また、ソフォラ・リトルベイビーは常緑樹ですが、冬になると葉を落とすことがありますが、これは寒さから身を守るための自然な反応です。葉が落ちたからといって完全に枯れたわけではなく、春になれば新しい葉が芽吹きます。
日本ではどの地域で冬越しできる?

日本各地のUSDAゾーンと、それぞれの地域でのソフォラ・リトルベイビーの冬越し方法について見ていきましょう。
日本のUSDAゾーンの詳細はこちらから確認できます。
ただし、個人的にはどの地域でも室内管理をおすすめします。屋外でも冬越しできる地域はありますが、室内管理の方が安定して冬越しでき、春に元気な姿を見られる可能性が高いからです。
どうしても室内に取り込めない場合は簡易温室などを利用するのもオススメの方法になります。
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温暖な地域(USDAゾーン9~10)
該当地域:関東南部の沿岸部(東京、横浜など)、静岡、和歌山、四国南部(高知など)、九州南部(宮崎、鹿児島など)、沖縄
これらの地域は最低気温がマイナス7度からマイナス1度程度で、ソフォラ・リトルベイビーの生育に最も適した環境です。理論上は屋外での冬越しが可能で、以下のような条件が揃う場所では管理できます。
- 冬の最低気温が0度以上
- 霜が降りにくい軒下など
- 冬でも日当たりが良い
ただし、数年に一度訪れるような強い寒波の際には株がダメージを受ける可能性があります。また、屋外では寒さにより葉が落ちやすく、見た目が寂しくなることも。安全で美しい姿を保つためには、やはり室内管理がおすすめです。
やや冷涼な地域(USDAゾーン8)
該当地域:関東内陸部(埼玉、群馬南部など)、東海内陸部(岐阜南部など)、近畿内陸部(京都、大阪内陸部など)、中国地方(岡山、広島など)、九州北部(福岡など)
これらの地域は最低気温がマイナス12度からマイナス7度程度で、冬の寒さがやや厳しくなります。屋外での冬越しも不可能ではありませんが、以下のような対策が必要になります。
- 霜よけシートや不織布での保護(特に寒い夜)
- 軒下や南向きの壁際など、できるだけ暖かい場所に置く
- 特に寒い日(0度以下が予想される日)は室内に取り込む
- 鉢植えの場合は地面から離して置く(台の上など)
完全な屋外越冬はリスクが高く、葉が大量に落ちたり、枝先が枯れたりする可能性があります。この地域では特に室内管理を強くおすすめします。
冷涼な地域(USDAゾーン7)
該当地域:関東北部(栃木、群馬北部など)、中部高地(長野、山梨など)、北陸南部(福井、石川南部など)、中国山地
これらの地域は最低気温がマイナス18度からマイナス12度程度で、冬の管理には注意が必要です。基本的に室内管理が必須です。
屋外で冬越しさせようとすると、以下のようなリスクがあります。
- 株が凍結してダメージを受ける
- 大部分の葉が落ちる
- 枝が枯れ込む
- 最悪の場合、株全体が枯れる
どうしても屋外で管理したい場合は、二重の霜よけ対策(不織布+ビニールなど)が必要ですが、それでも冷え込みが厳しい日は必ず室内に取り込みましょう。簡易的な温室も効果的です。
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寒冷地(USDAゾーン6以下)
該当地域:東北地方、北陸北部(新潟、富山、石川北部など)、標高の高い山間部、北海道
これらの地域は最低気温がマイナス18度以下になるため、冬の間は必ず室内管理が必要です。屋外での冬越しは不可能と考えてください。
11月下旬~12月上旬には室内に取り込み、春(4月頃)まで室内で管理しましょう。
冬の育て方のポイント
水やりの管理
冬の水やりは、ソフォラ・リトルベイビーの冬越しで最も重要なポイントです。基本的な考え方は「乾燥気味に管理する」ということですが、完全に断水するわけではありません。
室内管理の場合(推奨)
室内の温度によって調整します。
- 暖房を使う部屋(15~20度程度):3日〜5日に1回程度
- 暖房をあまり使わない部屋(10~15度程度):1週間に1回程度
- 玄関や廊下など寒い場所(5~10度):1週間〜2週間に1回程度
- どの場合も、土が完全に乾ききる前にたっぷりと与える
水やり後は、鉢皿に溜まった水は必ず捨てましょう。根腐れの原因になります。
暖房で暖かい部屋に置いている場合は、乾燥しやすいので水切れに注意が必要です。逆に、寒い場所に置いている場合は、水やりを控えめにして根腐れを防ぎましょう。
冬の過度な水やりは根腐れの最大の原因です。「水やりが足りないかも…」と心配になっても、ぐっと我慢することが大切です。
ソフォラ・リトルベイビーは多少の乾燥には強い植物なので、水やりが少なすぎて枯れることは少ないですが、水のやりすぎで根腐れを起こすことは多いんです。
屋外管理の場合(温暖な地域のみ)
気温に応じて水やりの頻度を調整します。以下は目安です。
- 気温が15度以上:通常の水やり(土が乾いたらたっぷりと)
- 気温が10~15度:水やりの頻度を減らす(週1回程度)
- 気温が5~10度:さらに減らす(10日~2週間に1回程度)
- 気温が5度以下:ほぼ断水(月1~2回程度、暖かい日に少量)
水やりは必ず晴れた暖かい日の午前中に行います。夕方以降の水やりは避けましょう。夜間に凍結する可能性があるためです。
置き場所
冬の置き場所選びも重要です。ソフォラ・リトルベイビーは冬でも日光を必要とします。
室内管理の場合(推奨)
- 南向きの窓辺が理想
- 窓ガラス越しでもしっかり日光が当たる場所
- 暖房の風が直接当たらない場所
- 夜間、窓辺が極端に冷える場合は少し部屋の中央寄りに移動させる
窓辺は日中は暖かくても、夜間はかなり冷え込むことがあります。特に寒い夜(0度以下になりそうな夜)は、窓から少し離した場所に移動させるとよいでしょう。
室温は15~20度程度が理想ですが、5度以上あれば問題なく冬越しできます。ただし、暖房の効きすぎた部屋(25度以上)は乾燥しやすいので、葉水(霧吹きで葉に水をかけること)をこまめに行いましょう。
屋外管理の場合(温暖な地域のみ)
- 南向きの軒下や壁際など、できるだけ日当たりが良く、霜が当たりにくい場所
- 北風が直接当たらない場所
- 雨がかかりにくい場所(特に冬場は乾燥気味に保つため)
- 夜間の冷え込みが厳しい日は、不織布や園芸用ビニールで覆う
霜よけ対策として、不織布や寒冷紗(かんれいしゃ・日差しを和らげつつ霜を防ぐ布)を使うと効果的です。ビニールを直接かぶせると、昼間の温度が上がりすぎることがあるので注意が必要です。
かんれいしゃのりんく
肥料について
冬の間は基本的に肥料は不要です。ソフォラ・リトルベイビーは冬に成長が緩慢になるため、この時期に肥料を与えると逆に株を弱めてしまう可能性があります。
肥料は春から秋の成長期(4月~10月頃)に、緩効性肥料を少量与える程度で十分です。観葉植物用の肥料を使用すると安心です。
換気と空気の流れ
室内管理の場合、密閉された空間では湿気がこもりやすくなります。晴れた暖かい日には、窓を開けて換気することも大切です。
空気の流れが悪いと、カビや病気の原因になることがあります。ただし、冷たい風が直接当たらないよう注意しましょう。換気は日中の暖かい時間帯に行い、夜間は閉め切るようにします。
サーキュレーターを使用するのも良い方法のひとつです。
葉水で湿度を保つ
室内管理では、特に暖房を使う部屋では空気が乾燥しがちです。週に2~3回程度、霧吹きで葉に水をかける「葉水」を行うと、葉の乾燥を防ぎ、ハダニなどの害虫予防にもなります。
葉水は午前中に行うのがベストです。夜に行うと、葉が湿ったまま夜を迎えることになり、病気の原因になることがあります。
病害虫対策
冬は病害虫の活動が鈍くなりますが、室内管理の場合は注意が必要です。特に以下の点に気を付けましょう。
- ハダニ:暖かく乾燥した室内では発生することがあります。葉の裏をチェックし、霧吹きで葉水をすると予防になります
- カイガラムシ:暖かい室内では発生することがあります。見つけたらすぐに除去します
- 根腐れ:過湿が原因で起こります。水やりを控えめにし、風通しを良くします
冬場は予防が第一です。日頃から株の様子をよく観察し、異変があればすぐに対処しましょう。
冬に枯れる原因と対処方法
せっかく大切に育てているソフォラ・リトルベイビーが、冬に枯れてしまったら悲しいですよね。ここでは、冬に枯れる主な原因とその対処方法を詳しく見ていきましょう。
原因1:寒さによるダメージ
症状
- 葉が黄色や茶色に変色する
- 葉がパラパラと落ちる
- 枝先が黒く変色する
- 葉が縮れたり丸まったりする
対処方法
- すぐに暖かい場所へ移動する
- 室内なら窓から離した場所へ
- 完全に枯れていなければ、春に新芽が出る可能性があります
- 枯れた枝は剪定(せんてい・枝を切って整えること)して、株の負担を減らす
予防策
- 天気予報で冷え込みが予想される日は、早めに室内に取り込む
- 屋外管理の場合は、不織布などで防寒対策をする
- 最低気温が5度を下回る日が続くようになったら、室内管理に切り替える
- できれば最初から室内管理をする
原因2:根腐れ
冬の根腐れは、枯れる原因の中で最も多いケースです。
症状
- 葉が黄色くなって落ちる
- 幹や枝がぶよぶよと柔らかくなる
- 土がいつまでも湿っている
- カビ臭いにおいがする
- 根が黒く腐っている
対処方法
- すぐに水やりをストップする
- 可能であれば、植え替えを検討する(ただし真冬の植え替えはリスクが高いので、暖かい室内で管理しながら春を待つ方が安全)
- 腐った根を取り除き、新しい土で植え直す
- 植え替え後は、さらに水やりを控えめにする
予防策
- 冬は土がしっかり乾いてから水やりをする
- 受け皿に水を溜めない
- 通気性の良い土を使う(赤玉土と腐葉土を6:4程度で混ぜたものがおすすめ)
- 鉢底には必ず鉢底石を入れる
- 水やりの頻度を夏場の半分以下にする
原因3:日照不足
症状
- 葉の色が薄くなる
- 新しい枝が細く伸びる(徒長:とちょう)
- 葉と葉の間隔が広くなる
- 全体的に元気がない
- 葉が小さくなる
対処方法
- より明るい場所に移動する
- 窓ガラスを清潔に保ち、光を通りやすくする
- 定期的に鉢を回して、全体に光が当たるようにする
予防策
- 室内でも最も明るい場所に置く
- 南向きの窓辺がベスト
- レースカーテン越しの光でもOK
- 曇りの日が続く場合は、できるだけ窓に近づける
原因4:暖房による乾燥
症状
- 葉先が茶色く枯れる
- 葉が丸まる
- 葉がカサカサになる
- ハダニ(小さな害虫)が発生する
対処方法
- 暖房の風が直接当たらない場所に移動する
- 葉水(霧吹きで葉に水をかけること)を定期的に行う
- 加湿器を使って部屋全体の湿度を上げる
- ハダニが発生している場合は、シャワーで洗い流す
予防策
- エアコンの吹き出し口から離れた場所に置く
- 週に2~3回、葉水をする
- 湿度計を置いて、40~60%程度を保つようにする
冬越し後の管理

春になり、最低気温が10度を超えるようになったら、徐々に通常の管理に戻していきます。
急に水やりを増やすのではなく、様子を見ながら少しずつ頻度を上げていきましょう。3月頃から少しずつ水やりの回数を増やし、4月以降は土が乾いたらたっぷりと与えるようにします。
また、室内で冬越しした株を屋外に出す場合は、いきなり直射日光に当てると葉焼けすることがあるので注意が必要です。最初は明るい日陰に置き、1~2週間かけて徐々に日光に慣らしていくことが大切です。
春先は昼夜の温度差が大きいので、急激な環境変化を避け、株の様子を見ながらゆっくりと春の環境に移行させていきましょう。
冬の間に葉を落とした株も、春になれば新しい芽が出てくることが多いです。焦らずに、暖かくなるのを待ちましょう。
地域別の冬越しまとめ
各地域での具体的な冬越し方法をまとめると以下のようになります。
USDAゾーン9~10(温暖な地域)
おすすめの管理方法:室内管理
- 南向きの窓辺に置く
- 水やりは週に1回程度、土が乾いてから
- 室温は15~20度程度が理想
- 週に2~3回、葉水をする
屋外管理も可能だが…
- 軒下や南向きの壁際など、霜が当たりにくい場所に置く
- 水やりは週1回~10日に1回程度、晴れた日の午前中に
- 強い寒波の日は室内に取り込む
- 葉が落ちる可能性が高い
USDAゾーン8(やや冷涼な地域)
おすすめの管理方法:室内管理(強く推奨)
- 南向きの窓辺に置く
- 水やりは週に1回程度、土が乾いてから
- 室温は15~20度程度が理想
- 週に2~3回、葉水をする
屋外管理はリスクが高い
- 不織布での保護が必須
- 水やりは10日~2週間に1回程度
- 0度以下になる日は必ず室内に取り込む
- 大量の落葉や枝枯れの可能性が高い
USDAゾーン7(冷涼な地域)
必須の管理方法:室内管理
- 南向きの窓辺に置く
- 水やりは1週間に1回程度、土が乾いてから
- 室温は10~20度程度
- 週に2~3回、葉水をする
- 夜間、窓辺が極端に冷える場合は部屋の中央寄りに移動
屋外管理は非推奨
- 株が大きなダメージを受けるリスクが高い
- どうしても屋外で管理する場合は、二重の霜よけ対策が必須
- それでも枯れる可能性が高い
USDAゾーン6以下(寒冷地)
必須の管理方法:室内管理
- 南向きの窓辺に置く
- 水やりは1週間〜10日に1回程度、土が乾いてから
- 室温は10~20度程度(5度以上あればOK)
- 週に2~3回、葉水をする
- 11月下旬~12月上旬には必ず室内に取り込む
- 春(4月頃)まで室内で管理
屋外管理は不可能
まとめ
ソフォラ・リトルベイビーは、適切な管理をすれば日本の多くの地域で冬越しが可能です。成功のポイントは以下の通りです。
- 基本的に室内管理を推奨(どの地域でも安全で確実)
- 乾燥気味に管理する(水やりは控えめに)
- できるだけ日当たりの良い場所に置く(南向きの窓辺がベスト)
- 室温は15~20度程度が理想(5度以上あれば冬越し可能)
- 暖房の風を直接当てない
- 週に2~3回、葉水をして湿度を保つ
- 水やりは土が完全に乾いてから
屋外でも冬越しできる地域はありますが、葉が落ちたり枝が枯れたりするリスクがあります。美しい姿を保ちながら安全に冬越しさせたいなら、やはり室内管理がベストです。
冬の間に葉を落としても、春になれば新しい葉が出てくることが多いので、焦らずに見守りましょう。
皆さんもぜひ、お住まいの地域に合わせたソフォラ・リトルベイビーの冬越しにチャレンジしてみてください。可愛らしい姿を維持しながら、元気に春を迎えられるよう、愛情を持って管理していきましょう!


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