【開花記録】河津桜の蕾から満開まで|鉢植えで育てる観察日記

育成株
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こんにちは、植物を育てることが趣味の”とと”です!
1月も下旬になり、春の気配が恋しい季節になってきましたね。ということで、今回は春の訪れをいち早く届けてくれる河津桜の開花観察記録です!
実は昨年は花が咲かなかったので、今年こそはという思いで日々のお手入れを続けてきました。
そして、ついに開花の瞬間を迎えることができました!
では、前置きはこれくらいにして、さっそくみていきましょう!

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実は昨年、この河津桜は花を咲かせませんでした。蕾はついたものの、花芽ではなく葉芽で、結局開花することなく終わってしまいました。少し気の早い春を楽しみに待っていたのに、咲かずに終わったときのがっかり感は今でも覚えています。

「来年こそは」という思いを胸に、今年は特に注意深く日々のお手入れと観察をしようと決めていました。水やりのタイミング、気温の変化、蕾の状態。すべてを記録に残して、今度こそ開花を見届けたい、この一心です。

昨年、桜が咲かなかった原因については以下のブログで紹介しています。

1月7日、朝の水やりのついでに枝先の蕾を確認すると、少し膨らみ始めているのに気がつきました。まだ固くて小さい状態ですが、「今年も動き出してくれた」という安堵感がありました。昨年のことがあったのでこの時点では花が咲くか不安でしたが、この小さな変化がとても嬉しかったです。

1月7日:まだ固いつぼみの河津桜
1月7日:まだ固いつぼみ

この時期の蕾は茶色い鱗片(りんぺん=蕾を保護している外皮のこと)で覆われ、ぱっと見ただけでは変化がわかりにくいのですが、毎日観察していると確実に動いているのがわかります。指で軽く触れてみると、少しだけ柔らかくなっている感触も感じられました。

河津桜は早咲きで知られる品種です。一般的なソメイヨシノが3月下旬から4月上旬に咲くのに対して、河津桜は2月上旬から咲き始めます。他の桜がまだ休眠している真冬のうちから、開花に向けた準備を始めるのが大きな特徴なんですね。

この早咲きの性質があるからこそ、寒い時期の管理が重要になってきます。冬だからといって水やりを怠ると、蕾が育たなくなってしまうこともあるんです。

1月17日、蕾の膨らみがはっきりとわかるようになってきました。10日前と比べると、明らかにサイズが大きくなっています。よく見ると、茶色い鱗片の間から、緑色の花芽が少しずつ顔を出しているのが確認できました。

1月17日:緑色の花芽が顔を出し始めた
1月17日:緑色の花芽が顔を出し始めた

この鱗片は、冬の寒さや乾燥から中の花芽を守る大切な役割を果たしています。人間で言えば、厚手のコートを着ているようなものですね。気温が上がってくると、この鱗片が少しずつ開いて、中の花芽が外に出てくるという仕組みです。

花が咲く花芽は葉芽よりもぷっくらと膨らみます。また、三つの芽の両脇の芽が花芽であることが多く、真ん中の芽は葉芽になります。
写真も真ん中の葉芽は細いまま、両脇の花芽のみが膨らんでいるのが分かります。

この日は特に天気が良く、日中の気温も12℃まで上がりました。河津桜の鉢を置いている場所は南向きのベランダで、日当たりは抜群です。暖かい日差しを受けて、蕾もさらに成長が進んだように感じられました。

花芽が見えるということは、内部ではすでに花びらが形成されているということです。あとは気温の推移次第で、開花へと向かっていきます。

そして1月21日、待ちに待った瞬間が訪れました。蕾がさらに大きくなり、河津桜特有の濃いピンク色の花びらが見え始めたのです。緑色だった部分の先端から、鮮やかなピンクがのぞいている様子は、本当に美しいものでした。

1月21日:ピンク色の花びらが見え始めました!
1月21日:ピンク色の花びらが見え始めました!

河津桜のピンク色は、ソメイヨシノの淡いピンクとは違って、かなり濃いめの色をしています。この色が確認できると、開花はもう間近。蕾を写真に撮って、昨年の同じ時期と比べてみると、明らかに今年の方が順調に育っていることがわかりました。

ひとつの花芽からは3つの花が咲きます。
写真でも分かる通り、3つの花の頭が飛び出しています。

この時期、雨がほとんど降らず、暖かい日が続いていました。桜の開花には気温が大きく影響するため、この暖かさが蕾の成長を促してくれたのだと思います。日中は10℃を超える日が続き、中には15℃近くまで上がる日もありました。

ただし、暖かいからといって水やりを忘れてはいけません。冬場は土が乾きにくいので油断しがちですが、暖かい日が続くと外気が乾燥しているため意外と水分が蒸発します。私は土の表面を指で触って、乾いていたらたっぷりと水を与えるようにしていました。

ただし、天気予報によると1月22日以降は気温が下がるとのこと。「ここまで順調に来たのに、寒さで足踏みしてしまうのでは」と少し心配になりました。昨年のこともあり、開花直前で何かトラブルが起きるのではないかという不安もあります。

桜の開花は積算温度(せきさんおんど=一定期間の気温を足し合わせた数値)によって左右されます。簡単に言えば、「暖かい日が続けば早く咲き、寒い日が続けば遅くなる」ということです。

寒波が来る前日には、念のため鉢を軒下に移動させました。直接霜が当たらないようにするための対策です。
また、水やりも午前中の暖かい時間帯に行うようにしました。

予想通り、1月30日に河津桜が開花しました。蕾の膨らみを確認してから約3週間。昨年の無念を晴らすように、美しいピンク色の花を咲かせてくれました。

1月30日:ついに開花しました!
1月30日:ついに開花しました!

朝、ベランダに出てすぐに気がつきました。一輪、また一輪と、ピンク色の花が開いています。その瞬間の感動は、言葉では表現しきれないほどでした。昨年咲かなかった分、今年の開花は特別なものに感じられます。

河津桜の花は、5枚の花びらを持つ一重咲きです。色は濃いピンク色で、花びらの先端がやや薄くなっているのが特徴。直径は3〜4センチほどで、枝にびっしりと咲く姿はとても見応えがあります。

河津桜の一般的な開花時期は2月上旬から中旬ですが、今回は1月末の開花でした。少し早めの開花だったと言えますね。

2月3日、前回の開花からわずか数日で、次々と花が咲き始めました。最初の一輪が咲いたときも感動しましたが、花が増えていく様子はまた違った喜びがあります。枝のあちこちで蕾が開き、ピンク色が広がっていく様子は見ていて飽きません。

花がいくつも咲いている河津桜
2月3日:次々と花が咲き始めました

河津桜は一度咲き始めると、一気に花数が増えていきます。これは暖かさが続いたことで、蕾が一斉に開き始めたためだと思われます。

開花が始まってからは、水やりを慎重に行いました。花が咲いている時期は、蕾の頃より水分を多く必要とします。

そして2月7日、河津桜はほぼ満開の状態となりました。1月7日に蕾が膨らみ始めてから、ちょうど1ヶ月。枝全体がピンク色で覆われた姿は、これまでの観察の苦労が報われる瞬間でした。

ほぼ満開の河津桜
2月7日:ほぼ満開となりました!

河津桜の見頃は、満開になってから約1〜2週間ほど続きます。気温が低い時期に咲くため、他の春の花よりも比較的長く楽しめるのが嬉しいところです。昨年の無念を晴らしてくれた分、この満開の姿をできるだけ長く楽しみたいと思います。

今年無事に開花したことで、昨年咲かなかった理由について改めて考えてみました。植物を育てる上で、失敗から学ぶことはとても大切です。

冬場は植物の生長が緩やかなので、つい水やりを控えめにしてしまいがちです。しかし、蕾が育つ時期には適度な水分が必要です。完全に乾燥させてしまうと、蕾の成長が止まってしまいます。

冬だけではなく、夏も重要で、花芽は夏から形成されていきます。ですので、この時期に水不足になると花芽を形成することができないのです。河津桜は年中、水やりに気を使う必要があります。

前年の花後の管理、つまり剪定や肥料のやり方が十分でなかったのかもしれません。桜は花を咲かせるのに多くのエネルギーを使うので、花後の栄養補給が翌年の開花に影響します。

今年は特に水やりに注意し、土の表面が乾いたらしっかり水を与えるようにしていました。また、春と秋には緩効性肥料(ゆっくり効く肥料)を与えて、樹の体力をつけることも心がけました。これらの管理が良い結果につながったのだと思います。

河津桜の開花を見守る際、以下の点に注目すると良いでしょう。

  • 蕾の状態を定期的に確認し、写真を撮っておく
  • 気温の推移に注意を払い、寒波対策を取る
  • 蕾の色の変化を見逃さない(茶色→緑色→ピンク色)
  • 日当たりの良い枝から観察する
  • 冬場でも適度な水やりを忘れない

昨年は花が咲かず、正直なところ少し諦めかけていました。「もう咲かないのかもしれない」そんな弱気な気持ちになったこともあります。しかし、今年は無事に開花してくれて、本当に嬉しかったです。

植物は一年咲かなかったからといって、そこで終わりではありません。環境を整え、適切な管理を続ければ、また花を咲かせてくれる。今回の経験でそれを実感しました。

真冬の寒さの中、少しずつ準備を進めて春一番の花を咲かせる河津桜。その健気な姿に、植物の生命力の強さと、育てることの喜びを改めて感じています。

毎日の観察を通して、植物との対話のようなものを感じることができました。蕾の変化を見守り、気温に気を配り、水やりのタイミングを考える。そうした日々の積み重ねが、美しい開花という結果につながったのだと思います。

来年はさらに早い時期から観察を始めて、もっと詳しい記録をつけていきたいと思います。そして、この経験を活かして、他の桜の品種にも挑戦してみたいですね。

ちなみにですが、河津桜の花を楽しんだ後は実がなります。いわゆる「さくらんぼ」ですね。このさくらんぼは綺麗な明るい赤色から赤黒くなり、やがて種を取ることができます。この種を蒔くことで来年の早春に芽がでてきます。新しい河津桜の誕生です!
花後も長く楽しめます。

河津桜の種から育てる方法については別の記事で詳しく紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください!

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