【基本の育て方】かわいい丸葉のパンダガジュマルを育てよう

育て方
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パンダガジュマルの育て方を初心者向けに徹底解説。水やり、置き場所、肥料、病害虫対策から植え替え、剪定、挿し木まで、失敗しない栽培方法を詳しく紹介します。丸い葉が可愛いパンダガジュマルを元気に育てるコツを学びましょう。

パンダガジュマル

学名  : Ficus microcarpa ‘Panda’
和名  : パンダガジュマル
別名  : 丸葉ガジュマル
科・属名 : クワ科 イチジク属(フィカス属)
原産地 : 東南アジア、沖縄、屋久島(改良品種)
開花時期: 春から夏にかけて(室内栽培ではほとんど開花しない)
花言葉 : 健康

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パンダガジュマルとは?丸くて可愛い葉の魅力

丸い葉が特徴のパンダガジュマル

パンダガジュマルは、クワ科イチジク属(フィカス属)に属する観葉植物で、通常のガジュマル(Ficus microcarpa)を改良品種したものです。最大の特徴は、パンダの耳のような丸くて肉厚な葉で、その愛らしい姿から「パンダガジュマル」や「丸葉ガジュマル」と呼ばれ、初心者にも人気の室内植物です。

樹高は最大で1m程度になりますが、成長速度は通常のガジュマルと比べてゆっくりです。そのためコンパクトに管理しやすく、室内での栽培に適した観葉植物として注目されています。

イチジク属(フィカス属)は学名を「Ficus(フィカス)」といい、観葉植物として人気の高い種類が多数含まれています。ガジュマル、ベンジャミン、ウンベラータ、ゴムノキ、そして食用のイチジクまで、すべて同じイチジク属の仲間です。パンダガジュマルも、このイチジク属特有の丈夫さと育てやすさを受け継いでおり、初心者の方でも安心して育てることができます。

耐寒性は弱く最低5℃以上を保つ必要がありますが、耐暑性は強いため日本の夏も問題なく乗り越えられます。ただし高温多湿には注意が必要です。

パンダガジュマルの3つの特長

パンダの耳のような丸い葉が魅力

①可愛らしい丸い葉

パンダガジュマルの一番の特徴は葉の形状です。
通常のガジュマルの葉は楕円形で先端が尖っていますが、パンダガジュマルの葉は丸くて厚みがあり、まるでパンダの耳のような可愛らしい形をしています。この独特な葉の形が、インテリアグリーンとしてとても人気があります。

葉の大きさは直径2~4cm程度で、表面には光沢があり濃い緑色をしています。新芽は淡い緑色で、成長するにつれて濃い色に変化していくため、その変化を楽しむこともできます。

②初心者でも室内で育てやすい

成長速度は通常のガジュマルよりも遅めです。これは室内での管理に適しており、頻繁な剪定が必要ないというメリットにつながります。観葉植物初心者の方にとって、管理しやすいサイズ感を保てることは大きな魅力です。

気根(幹から出る根)も通常のガジュマルほど太くならないため、コンパクトな樹形を維持しやすいです。ただし、環境が良ければしっかりと気根を伸ばし、独特の風情を楽しむこともできます。

③生命力の強さ

パンダガジュマルは観葉植物の中でも比較的丈夫で生命力が強いです。乾燥にもある程度耐えることができ、多少の管理ミスでもその生命力の強さから枯れることはほとんどなく、とても回復力があります。このため初心者の方にもおすすめできる植物です。

パンダガジュマルの最適な栽培環境

室内での置き場所|日当たりと風通し

パンダガジュマルの置き場所は、株を枯らさないためのとても重要な要素になります。適切な場所で育てることが、初心者が失敗しないための第一歩です。

室内の場合は風通しがよく日光が3~5時間当たるような明るい場所に置くといいでしょう。具体的には、レースカーテン越しの日光が当たる南向きや東向きの窓辺で、窓から2m以内の場所が適しています。明るい室内環境が、パンダガジュマルを元気に育てるポイントです。

ただし、エアコンの風が直接当たる場所は避けてください。急激な温度変化や乾燥により、葉が落ちる原因になります。観葉植物全般に言えることですが、人工的な風は植物にストレスを与えます。

屋外管理の場合は、春から秋にかけて(気温が15℃以上の時期)であれば可能です。その場合、午前中に日光が当たり午後は明るい日陰になるような場所が最適です。ベランダ栽培をする場合は、この条件を満たす場所を選びましょう。

真夏の直射日光は葉焼けの原因になりますので、50%程度の遮光ネットを使用するか、木漏れ日が当たる場所に置きましょう。夏場の日射管理は、パンダガジュマル栽培の重要なポイントです。

暗すぎる場所では葉が落ちたり徒長(間延び)したりします。定期的に鉢を回転させて、全体に均等に光が当たるようにしましょう。1週間に1回、90度ずつ回転させるのが理想的です。

場所移動について
急に明るい場所から暗い場所へ、またはその逆に移動すると葉が落ちることがあります。場所を変える場合は、数日かけて徐々に慣らしていくことが大切です。これは購入直後の株にも当てはまります。

温度管理|夏越しと冬越しのコツ

パンダガジュマルにとっての適温は20~28℃であり、日本でいうと春と秋に当たります。この温度帯では最も元気に成長します。

パンダガジュマルは寒さに弱く、最低でも5℃以上を保つ必要があります。10℃を下回ると成長が止まり休眠状態に入ります。
冬場は室内の暖かい場所で管理してすることをオススメします。ただし、暖房の効いた部屋では乾燥に注意が必要です。冬越しは、パンダガジュマルを健康的に育てるうえで難しいポイントになります。

暑さには比較的強いですが、35℃を超えてくるとパンダガジュマルにとってはかなり厳しい状況になります。その場合は、風通しを良くし葉水(葉に霧吹きで水をかけること)をこまめに行うことで、蒸散(植物が水分を放出すること)を助けてあげましょう。夏越しの管理も、パンダガジュマルを育てる上で大切な技術になります。

室内管理の場合、エアコンで温度管理をする方は、エアコンの風が直接当たらないようにしましょう。また室外機の前に置くことも控えましょう。窓辺は夜間冷え込むので、夕方以降は部屋の中央に移動させると安心です。

用土の選び方|水はけ重視の配合

パンダガジュマルを育てる用土で最も考慮したいことが”水はけ”です。

パンダガジュマルは根腐れを起こさないことが重要であり、そのために水はけをかなり重視した用土を用意する必要があります。水分を適度に保ちながらも、余分な水は速やかに排出できる土を選びましょう。

初心者の方には、市販の観葉植物用培養土をそのまま使用することをおすすめします。市販の培養土は、すでにバランスよく配合されているため失敗が少ないです。さらに水はけを良くしたい場合は、赤玉土(小粒)を2割程度混ぜるとよいでしょう。

自分で配合する場合の一例として、赤玉土(小粒):5、腐葉土:3、パーライトまたは軽石:2をしっかりと混ぜ合わせて用土を作ります。
これは一例ですので、皆様の環境に適した用土を作ってください。その際に注意点として”水はけ”を一番に考慮することです。

用土についての注意点
園芸用の培養土には肥料が含まれているものが多いので、植え付け直後は追加の肥料は不要です。古い土の再利用は避けましょう。病気や害虫のリスクが高まります。

土の表面を化粧石などで覆うことは鑑賞性がよくなりますが蒸れの原因になりますので控えた方がよいでしょう。観葉植物の健康を優先することが大切です。

パンダガジュマルの育て方【日常】

パンダガジュマルの年間栽培スケジュール

水やり方法|季節ごとの頻度とタイミング

パンダガジュマルを綺麗に育てるには水やりがとても重要になります。観葉植物全般に言えることですが、水やりは最も基本的かつ重要な作業になります。

基本的にパンダガジュマルの水やりは「土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと」が基本です。この基本ルールは、多くの観葉植物に共通する重要なポイントです。この水やり方法で鉢の内部に停滞した水や空気を新鮮な水と空気へと入れ替えることができます。健康的な根を守るためにとても重要なことになります。

具体的な水やりタイミングは、土の表面が乾いてから1~2日後に水やりをするのが目安です。指を土に2cm程度差し込んで、湿り気を感じなければ水やりのタイミングです。初心者の方は、この確認方法を習慣づけましょう。水やりチェッカーを使用するのも一つの方法になります。

季節によって水やりの頻度は変わります。春(3~5月)は2~3日に1回程度、夏(6~8月)は毎日~2日に1回程度、秋(9~11月)は3~4日に1回程度、冬(12~2月)は週に1回程度が目安です。ただし気温や湿度によって調整してください。

夏場は朝か夕方の涼しい時間帯に水やりをしましょう。真昼の水やりは根が蒸れる原因になります。また、葉水も1日1~2回行うと、葉の乾燥を防ぎ元気に育ちます。葉水は害虫予防にも効果的です。

受け皿に溜まった水は必ず捨ててください。根腐れの原因になります。また、冷たい水ではなく常温の水を使用しましょう。観葉植物の根はデリケートなので、温度にも配慮が必要です。

肥料の与え方|種類と施肥時期

パンダガジュマルは肥料がなくても育ちますが、適切に肥料を与えることで、より美しく健康的に成長させることができます。

肥料を与える時期は成長期である春から秋(4~10月)です。冬は成長が緩やかになるため、肥料は必要ありません。植物の成長サイクルに合わせた施肥が重要になります。

緩効性肥料(固形肥料)の場合は、植え付けや植え替え時に土に混ぜ込んでおくと効果的です。マグァンプKなどの緩効性肥料を、鉢の大きさに応じて適量(5号鉢で5~8g程度)土に混ぜます。効果は2~3ヶ月持続しますので、春と初夏に1回ずつ与えれば十分です。

液体肥料の場合は、月に1~2回程度、規定量に薄めた液体肥料を水やり代わりに与えます。ハイポネックスなどの液体肥料を、規定の倍率(1000倍程度)に薄めて使用します。与えすぎると肥料焼けを起こすので、必ず規定量を守ってください。初心者の方は、液体肥料から始めるのがおすすめです。

植え付け直後や体調の悪い株には肥料を与えないでください。また、冬に肥料を与えると軟弱な成長をしてしまうことがあります。葉の色が全体的に薄くなる、新芽の成長が遅い、葉が小さくなるなどの症状が見られたら、肥料不足のサインです。

病気対策|根腐れとすす病の予防

パンダガジュマルは生命力が強いため比較的病気に対して抵抗力がある観葉植物ですが、環境によってはいくつかの病気にかかることがあります。早期発見・早期対処が、病気から株を守るポイントです。

パンダガジュマルで最も多いトラブルが根腐れです。初心者の方が最も失敗しやすい問題でもあります。
水のやりすぎや、排水性の悪い土での栽培が主な原因です。根が常に湿った状態になると、酸素不足で根が腐ってしまいます。

症状としては、葉が黄色くなって落ちる、株元から異臭がする、土の表面にカビが生える、引き抜くと根が黒く柔らかくなっているなどがあります。これらのサインを見逃さないことが大切です。

軽度の場合は、水やりを控えて様子を見ます。重度の場合は、鉢から株を抜き、腐った根を清潔なハサミで切り落とし、健康な根だけを残して新しい土で植え直します。植え直し後は、2~3週間は水やりを控えめにし、明るい日陰で管理して回復を待ちましょう。

予防としては、水はけの良い土を使用する、受け皿の水は必ず捨てる、土が乾いてから水やりをする習慣をつけることが大切です。観葉植物を育てるうえで予防が最も重要になります。

アブラムシやカイガラムシなどの害虫の排泄物に、すす病の菌が繁殖することで発生します。害虫対策とセットで考える必要がある病気です。

葉の表面が黒いすすをかぶったようになり、光合成が妨げられて葉が黄色くなることがあります。見た目も悪くなり、観葉植物としての鑑賞価値が下がってしまいます。

まず害虫を駆除します(害虫対策の項目を参照)。すすは濡れたティッシュや柔らかい布で優しく拭き取ります。ひどい場合は、シャワーで洗い流すのも効果的です。風通しを良くして、再発を防ぎます。

予防としては、害虫の発生を防ぐことが最も重要です。定期的に葉を観察し、害虫を早期発見しましょう。室内で観葉植物を育てる場合、日々の観察が健康管理の基本になります。

害虫対策|早期発見が重要

ハダニは体長0.3~0.5mmの非常に小さな害虫で、葉の裏側に寄生します。乾燥した環境を好むため、特に室内管理の観葉植物では注意が必要です。

症状には葉の表面に白い小さな斑点が現れる、葉の裏に細かい糸のようなものが見える、葉がかすれたように色が抜ける、ひどくなると葉が黄色くなって落ちるなどが見られます。早期発見が被害の最小化と駆除成功の鍵になります。

ハダニは水を嫌うため、水を使った駆除が効果的です。
シャワーで葉の裏側を中心に洗い流す、濡れたティッシュで葉の裏を優しく拭く、霧吹きで葉水をこまめに行うなどの方法があります。ひどい場合は、ハダニ専用の殺虫剤を使用しましょう。

予防としては、毎日の葉水で乾燥を防ぐ、風通しを良くする、定期的に葉の裏をチェックすることが大切です。

アブラムシは体長2~4mmの小さな虫で、緑色や黒色をしています。新芽や若い葉に群がって吸汁する害虫です。

新芽や若い葉に小さな虫が群がっている、葉がベタベタする(排泄物に糖分が含まれているため)、新芽の成長が阻害される、アリが寄ってくる(アブラムシの甘い排泄物を求めて)などのサインがあります。室内栽培でも発生しやすい害虫なので、注意が必要です。

少数の場合は、ティッシュで取り除くか水で洗い流します。歯ブラシで優しくこすり落とす方法も効果的です。

また、植物自体に薬剤効果を持たせるようなオルトランを使用することもおすすめです。オルトランは他の害虫も駆除できるのでかなり優秀です。株元に撒くだけで水に溶けだした薬剤成分を根から吸収し植物全体に行き渡るのでとても簡単に対策ができます。初心者の方にも使いやすい害虫対策商品です。

カイガラムシはかなり小さな害虫で、パンダガジュマルの葉から養分を吸い、株を弱らせていきます。観葉植物の害虫の中でも、駆除が難しい部類に入ります。

カイガラムシは小さいですが密集して生息するため、1~3mm程度の白いものがたくさんついている場合はカイガラムシの可能性が高いです。また、カイガラムシの排泄物は糖分が多く含まれておりアリが群がっている様子もよく見られます。

成虫は貝殻のように硬い殻に守られているため薬剤への抵抗が強いのが特徴です。また手で駆除することは難しいです。

カイガラムシを見つけた場合は葉をできるだけ傷つけないように歯ブラシなどでこすって落とすか、ひどい場合は葉ごと切り落としましょう。ピンセットで一つずつ取り除く方法も確実です。

害虫全般に言えることですが、風通しを良くすることでカイガラムシの発生を抑えることができます。観葉植物栽培では、風通しが病害虫予防の基本です。

植え替えの方法|タイミングと手順

植え替えで健康な株を維持

パンダガジュマルは定期的に植え替えをする必要があります。植え替えをしないでいると鉢が根でパンパンになり根詰まりを起こしてしまいます。パンダガジュマルを健康的に維持するには、適切な植え替えが欠かせません。
環境にもよりますが、若い株は1~2年に1度、成熟した株は2~3年に1度の頻度で一回り大きい鉢に植え替えるのが基本になります。

植え替えの時期としては暖かくなり始めた4月から6月頃までがよいでしょう。成長期に合わせることによって根がしっかりと土を掴み夏までに根付いてくれます。夏までに根付くことによって夏の猛暑を乗り越え秋の成長へと繋げることができます。
この時期は、多くの観葉植物にとって植え替えの適期です。

植え替え時のポイントとしては、一回り大きい鉢(現在の鉢より直径3cm程度大きいもの)を使用すること、根をあまりいじらないこと、枯れた葉を処理することです。

鉢を白や明るい色にすることで太陽の光で鉢の内部の温度をあげないことができ、蒸れ・暑さ対策になります。夏場の高温対策として、鉢の色選びは意外と重要なポイントです。

パンダガジュマルの根をいじってしまうと成長が止まったり葉の色が悪くなったりといいことがありません。
根鉢(根と土の塊)は1/3程度ほぐす程度にして、黒く腐った根や極端に長い根は清潔なハサミで切り落とす程度にしましょう。

土は用土のところを参考に水はけのよい土を使用し、鉢底には鉢底石を入れてあげましょう。植え替え後は、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをします。この最初の水やりで、土と根をしっかり密着させます。

植え替え後の管理
1~2週間は明るい日陰で管理します。この期間は肥料を与えないでください。水やりは通常通り行いますが、やや控えめでも構いません。2週間後から、徐々に通常の場所に戻していきます。新芽が出始めたら、根付いたサインです。

剪定・切り戻し|樹形を整える方法

パンダガジュマルの剪定は、樹形を整える、風通しを良くする、新芽を促す、適切なサイズを維持するなどいろいろな目的があります。適切な剪定は、パンダガジュマルを美しく保つための重要な作業になります。

剪定の時期としては、成長期の前である4月から5月頃が最適です。この時期に剪定することで、切った部分から新芽が出やすくなります。パンダガジュマルの生育サイクルに合わせた剪定が成功の秘訣です。

日常的なお手入れとして、枯れた葉や黄色くなった葉は見つけ次第取り除きます。伸びすぎた枝は好みの位置でカットし、風通しを悪くしている混み合った枝を間引きます。このお手入れは年間を通していつでも行えます。

本格的な剪定を行う場合は、全体のバランスを見て切る位置を決め、清潔で切れ味の良いハサミ(事前にアルコールで消毒)を使います。節の少し上で切ります。切り口から白い樹液が出ますが、これは正常な反応です。樹液が気になる場合は、濡れたティッシュで優しく拭き取ります。イチジク属の植物は、切り口から白い樹液が出るのが特徴です。

株全体が大きくなりすぎた場合や、徒長(間延び)してしまった場合は、思い切って切り戻すのも一つの方法になります。理想の高さより少し上で幹をバッサリと切り、切り口には癒合剤(植物用の傷薬)を塗ると回復が早まります。切り戻し後は明るい日陰で管理し、1~2ヶ月後には切った部分の近くから新芽が出てきます。

一度に切りすぎないようにしましょう(全体の1/3程度まで)。また、樹液が手につくとかぶれることがあるので、手袋の着用をおすすめします。剪定後は肥料を与えないでください(2~3週間後から可能)。切った枝は挿し木に使うこともできます。

増やし方|挿し木で株を増やす手順

パンダガジュマルは挿し木で増やすことができます。剪定で切った枝を活用すれば、新しい株を育てる楽しみも味わえます。パンダガジュマルの増やし方を覚えると、楽しみが広がります。

挿し木に適した時期は5月から7月頃の暖かい時期が最適です。気温が20℃以上あり、根が出やすい環境です。この時期は、多くの観葉植物の挿し木に適しています。

まず挿し穂を準備します。健康な枝を10~15cm程度の長さで切り、下の方の葉を取り除き上部の葉を2~3枚残します。切り口から出る樹液を水で洗い流し、切り口を斜めに切り直します。そして1時間程度、水に浸けて吸水させます。

挿し木の方法には「水挿し」と「土挿し」の2つがあります。初心者の方には、根の成長が目で見える水挿しがおすすめです。

水挿しの場合は、透明な容器に水を入れ挿し穂を挿します。葉が水に浸からないように注意し、明るい日陰に置き2日に1回は水を替えます。2~3週間で根が出始め、根が3cm程度伸びたら土に植え付けます。水挿しは失敗が少なく、初心者向けの方法です。

土挿しの場合は、挿し木用の土(赤玉土小粒やバーミキュライト)を準備し、土を湿らせておきます。割り箸などで穴を開け挿し穂を挿し、明るい日陰で管理します。土が乾かないように霧吹きで水を与え、3~4週間で根が出始めます。新芽が出てきたら発根して根付いたサインです。

発根後は、根が十分に伸びたら通常の用土に植え替え、最初の1~2週間は明るい日陰で管理します。徐々に通常の管理に移行していき、植え付けから1ヶ月後から薄めの液体肥料を与え始めます。

挿し木成功のポイントは、若くて元気な枝を選ぶこと、清潔なハサミを使うこと、挿し穂が乾燥しないように管理すること、気温が20℃以上ある時期に行うこと、根が出るまでは直射日光を避けることです。発根促進剤(ルートンなど)を使用すると、成功率が上がります。

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パンダガジュマルのよくある質問(FAQ)

Q1:パンダガジュマルの葉が落ちる原因は?

A:葉が落ちる主な原因は、環境の急激な変化、水のやりすぎ(根腐れ)、水不足、日照不足、寒さなどです。購入直後や場所の移動後は数日~1週間様子を見ましょう。土が常に湿っている場合は根腐れ、カラカラに乾いている場合は水不足の可能性があります。観葉植物初心者の方は、まず水やり管理を見直してみてください。

Q2:パンダガジュマルの冬越し方法は?

A:最低5℃以上を保ち、室内の暖かい場所で管理します。夜間は窓辺から離し、水やりは通常の半分程度に控えます。暖房で乾燥する場合は葉水を行いますが、肥料は与えません。冬越しは、パンダガジュマルを育てるうえで重要なポイントです。

Q3:パンダガジュマルが成長しない理由は?

A:パンダガジュマルはもともと成長が遅い品種ですが、極端に成長が遅い場合は日当たり不足、適温でない、水やりが不適切、根詰まりなどが考えられます。明るい場所へ移動し、20~28℃を保ち、適切な水やりと植え替えを行いましょう。成長期(春~秋)には薄めの液体肥料も効果的です。

Q4:パンダガジュマルに虫がついた場合の対処法は?

A:室内で発生しやすい害虫は、ハダニ、アブラムシ、カイガラムシです。まだ害虫が少ない場合は水で洗い流すか、歯ブラシで優しくこすり落とします。大量発生した場合は、オルトランDX粒剤などの浸透移行性殺虫剤が効果的です。予防には、風通しを良くし、定期的な観察が重要です。

Q5:パンダガジュマルの気根を太くする方法は?

A:高い湿度を保ち、温暖な環境(20℃以上)で十分な日光を与え、健康な株を維持することが大切です。ただし、パンダガジュマルは通常のガジュマルほど気根が太くなりません。これは品種の特性であり、数年単位の時間が必要です。

まとめ|パンダガジュマルを元気に育てるポイント

以上がパンダガジュマルを綺麗に育てるための基本的な育て方になります。
少しでも参考になった部分があれば嬉しいです。

パンダガジュマルは、イチジク属(フィカス属)の仲間らしい丈夫さと、独特の丸い葉の可愛らしさを兼ね備えた魅力的な観葉植物です。同じイチジク属の仲間であるベンジャミンやウンベラータと比べても、コンパクトに育てやすく、管理しやすいという特徴があります。初心者にも育てやすい室内植物として、インテリアグリーンに最適です。

最初は育て方に不安を感じるかもしれませんが、基本的な水やりと明るい場所での管理を心がければ、初心者の方でも十分に育てることができます。観葉植物栽培の基本を押さえれば、失敗せずに美しい株を維持できます。

何か分からないことがあれば、まずは観察することから始めてみてください。植物は必ず何らかのサインを出してくれます。そのサインに気づき、適切に対応することが、上手に育てるコツです。日々の観察が、観葉植物栽培の上達につながります。

パンダガジュマルの育て方のポイントを下記にまとめました。

  1. 明るい場所(レースカーテン越しの光)で管理
  2. 土が乾いたらたっぷり水やり
  3. 春から秋に適度な肥料を与える
  4. 病害虫を早期発見・早期対処
  5. 1~2年に1回植え替えを行う

この基本を守れば、初心者の方でも失敗せずに育てられます。

パンダガジュマルとの暮らしを、ぜひ楽しんでください。小さな変化に気づき、成長を見守る時間は、きっと癒しの時間になるはずです。観葉植物のある生活は、日々の暮らしに潤いをもたらしてくれます。

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