こんちは、植物を育てることが趣味の”とと”です!
今回は河津桜が発芽したのでその様子を見ていきたいと思います!
種を蒔いてから約10ヶ月…ながいっ!!!
でも発芽してくれて嬉しい!
この興奮が冷めないうちにさっそく発芽した様子を見ていきましょう!
河津桜の実生 Vol.1 ‘seeding life series’はこちら↓

白い根?
河津桜の聖地である静岡県では雨の少ない日が続き、2月にもなると日中は暖かく感じる日がちらほら…
河津桜の蕾も膨らんできたのが確認でき、ふとあの種はどうなっているのだろうかと思い、土を掘り起こしてみることにしました!
本来は掘り起こすことで出てきている芽を傷付けてしまう可能性がありますのでやりませんが、今回はどうせ発芽していないだろうと思い掘り起こしてみることにしたのですが…
じゃん!!

な、な、なんと!!
白い根のようなものが!!
まさか発芽しているとは思っておらず、掘り起こしている最中に根?を傷つけなくてほんとによかったです。
これで10ヶ月もの間、ただの土に向かって水やりをしてきた日々が報われます!
(なんどか水やりを忘れてしまったこともありますが…結果オーライってことで)
発芽も確認できたので掘り起こした種をもう一度そっと元に戻します。
次会うときは葉が地上に出てきたとき!
楽しみに数日から数週間を待ちます!
ちなみに今回は2粒の種を蒔きましたが発芽を確認できたのは一つのみで、もう一つは全く発芽する気配がなかったです。一応、土の中に戻しておきました。
丸い双子葉!
白い根を確認してから約3週間後、丸い双子葉が見えてきました!
重たい頭を持ち上げるかのように、ゆっくりと少しづつ土の中から出てきています!

まだ土の中からしっかりと出てきてはいませんがなんとか空に向かって芽を出そうとしているのが感じ取れますよね!

アップで見ると双子葉である葉をなんとか持ち上げようと葉の付け根が曲がってしなっているように見えますね!
ここまでくると早いもので、その二日後には芽がしっかりと土から離れていました。


昨日までは土に埋もれて閉じていた双子葉が開き、まだ細いですが本葉が2枚双子葉の間から出ているのが分かります。
まだ葉の付け根部分が曲がっていて葉が上に向いていませんがしっかりと伸びた状態になるのも時間の問題な気がしますね!
三日後…
葉が空に向かって開きました!

幹の部分もほぼまっすぐに伸び、しっかりと上を向いてくれています!
本葉もしっかりと確認ができ、開き始めるのが待ち遠しいですね!
本葉が展開!
可愛らしい芽が出てきてから十日後…
細くて葉っぱかどうかも分からないような状態だった本葉が…
ご覧の通りに綺麗に展開しました!

葉のギザギザもしっかりと桜の葉の特徴としてでていて、最初の双子葉の丸っこい葉とは明らかに違いますね。
大きさは小指の爪程度しかありませんが葉脈と新緑が綺麗で、雫がついた葉がなんとも言えない美しさが感じられます!
ここからどんどん大きくなって数年後にはピンクが濃い河津桜をみることできるんじゃないかと思うとわくわくが止まらないです!
順調に育ってくれるといいな~。
今後の管理は?
無事に発芽してくれた河津桜ですが、ここから順調に成長してもらうためにしっかりと管理していきたいと思います。
この小さい苗のときに特に注意したいところが
- 絶対に水切れをさせない
- 直射日光の当てすぎ
- 肥料の与えすぎ
この3つの点になります。
なぜ注意が必要なのか一つずつ確認していきます。
水切れ、ダメ、絶対!
桜はたくさん水が大好きです。たくさんの水を根から吸い上げます。
なので水切れが大嫌いです。水切れを起こすとあっという間に枯れてしまいます。
とくに小さな苗の場合は根も少なく、鉢も小さいので夏の日に水やりを1日忘れるだけでカラカラに乾き、水切れを起こしてしまいがちです。
今回のような発芽1年目のような小さな苗は一度の水切れが命取りになります。
水切れを起こさないように必ず毎日水やりをしていきましょう!
もし忘れてしまいがちな人や丸1日家を空けてしまうようなときは腰水をしてあげるといいと思います。
植物を育てるうえでよく言われることのなかに、鉢受けの水は捨てましょう。というのがあります。
これは鉢受けに水が溜まっている状態が続くと根腐れの原因になるからです。
しかし桜の場合は水が大好きであり、毎日のように新鮮な水をたっぷりとあげますので鉢受けに水がたまっていても問題がありません。
水切れが心配な方は鉢受けに水が溜まっている状態を利用して水切れを防ぐというのも一つの手段になります!
日光大好き!でもまだ敏感葉だ…
桜は樹木ですので日光が大好きです!
ただ、まだ小さな苗は直射日光(特に夏)を一日中浴び続けると葉焼けを起こしてしまいます。
大きな桜の木は葉も丈夫で強いので直射日光を浴び続けても耐えることができますが、小さな苗はまだ葉が柔らかく強くないので葉焼けを起こしてしまいます。
ですので、特に夏は置き場所を東側にするなど一日中直射日光が当たるような環境は避けるようにしましょう!
直射日光を置き場所で調整できない場合は遮光ネットを使用するといいでしょう!
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肥料は少しだけで十分?
綺麗な桜の花を春に見るために肥料をしっかりと与える必要がありますが、発芽から一年目の小さな苗は肥料をあまり必要としません。
むしろ肥料を普通の桜のように与えると肥料枯れを起こしてしまいます。
人間も同じですが、小さな赤ちゃんにはたくさんの食事が必要ないように桜の幼苗にも肥料はほとんど必要ありません。
ただし、今回のような赤玉土のみの用土を使用している場合はまったく肥料分が入っていないので少しだけでも肥料をあげた方がいいかもしれません。
そこでこれからの管理では葉が4〜5枚ほど出てきたら肥料を少しづつあげていくようにしようと考えています。
ただ上にも書いたとおり通常通りに肥料をあげるとよくない気がするので、規定量よりもかなり少ない量から始めていこうと思います。
肥料をあげるときになったら記事をあげるのでお楽しみに!
さあ、今回は発芽のご報告になりましたがいかがでしたか?
河津桜の可愛らしい姿をお届けできて本当によかったです!
次回はもう少し大きくなってからの更新となると思いますが楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!
では、よい seeding life を!
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