こんちは、植物を育てることが趣味の”とと”です!
前回の発芽編からおよそ1年…アロエポリフィラがすくすく育ってくれました。
ロゼット状(バラの花のように葉が広がる形)に葉が展開してきて、棘まで出てきました。
そろそろ窮屈そうになってきたので植え替えをしようかと思います!
その様子をさっそく見ていきましょう!
アロエポリフィラの実生 過去の記事はこちら↓
アロエポリフィラの実生、1年でこんなに育った!
前回の発芽編では、ちょこんと顔を出したばかりの小さな芽をお届けしましたが、あれから約1年。すくすくと育つアロエポリフィラを見ていると実生って本当に面白いと感じます。
葉は多い個体で10枚ほど展開してくれました!ただ、個体差(同じ条件で育てても成長の速さや大きさに差が出ること)がかなり激しく、元気いっぱいの子もいれば、まだのんびりペースの子もいます。
これはどんな植物の実生でも起きる、実生あるあるで、同じ親から採れた種でも育ち方はそれぞれ。個性があってそれもまた面白いんですよね。

アロエポリフィラの最大の特徴・螺旋展開への第一歩!
アロエポリフィラの最大の特徴は葉が螺旋(らせん)を描きながら展開すること。そのためスパイラルアロエという別名を持つほどです。
ただ、この美しい螺旋はある程度育った中株以上にならないと現れてこないんです。今の苗の段階ではまだ螺旋とまではいきませんが、中心から放射状に葉が広がるロゼット状(バラの花のように葉が重なり合う形)に葉が展開してきました!螺旋への第一歩といったところですね。

上から覗いてみると葉が中心からきれいに広がっているのが分かります。まだ螺旋は描いていませんが、これが将来あの美しい螺旋へと変わっていくと思うとわくわくが止まらないですよね!
螺旋の向きは左巻きと右巻きの2種類があります。どちら向きに巻くかは大きくなってみないと分からないので、それも楽しみのひとつです!
アロエポリフィラの実生株に棘が出てきた!
そしてうれしいことがもうひとつ!葉のまわりに棘(とげ)が出てきました!
発芽したての頃は棘もなくぷっくりとしたどこか頼りなさそうな感じでしたが、棘が出てくるといよいよアロエポリフィラらしさが出てきました。

まだ小さいので棘も小さくてかわいらしいですが、これが大きくなるにつれてしっかりとした強い棘になっていきます。まだまだ指で撫でることができる棘ですが今後が楽しみになります!
棘が出てくるタイミングも個体差がありますが葉が5枚ほど展開すると自然と出てきます。まだ出ていない子もあせらず見守ってあげることが大切になります。
アロエポリフィラの植え替えのサインを見逃すな!
葉の成長ばかり気にしていましたが、鉢の底を見てみると…根が排水穴(鉢の底の水が出る穴)からはみ出してきていました!
これはアロエポリフィラの植え替えのサインです。根が鉢の中でいっぱいになってしまう状態を根詰まりといいますが、根詰まりすると新しい根を出すことができず古い根ばかりになります。そのままにしておくと健康な根が少なくなり、うまく水や栄養をうまく吸収できなくなります。
今回は根詰まりというほどではありませんが、そもそも小さめの鉢に植えていたこともあり、葉が10枚ほど展開するころを見計らって植え替えをしようと考えていました。
ということで今回はプレステラ75(縦横約7.5cmの定番育苗ポット)からプレステラ105深鉢(縦横約10.5cmの深さがある鉢)への植え替えを決行しました!

いざ植え替え!アロエポリフィラの根の様子も公開
鉢から抜いてみて根の様子を確認してみました。これがなかなか立派な根でびっくり!
ポリフィラの根は太めの主根が多く、細い根は少なめなのが特徴になります。

根が鉢の形にそって広がっているのが分かります。地上部もふくめ、地下でしっかりと頑張ってくれていたんですね。
植え替えの手順はシンプルです。
- 水やりを1〜2日控えて土を乾かす(鉢から抜きやすくするため)
- 鉢を軽く揉みながらそっと株を取り出す
- 古い土を軽く落とす(根を傷めないように無理はしない)
- 新しい鉢に新しい土を入れて植え付ける
- 植え付け後はたっぷりと水やりをする
アロエポリフィラは根をいじられることを嫌がります。古い土はあまり無理に落とさず、鉢から鉢へそのまま移し替えるイメージで植え替えるのがベストです!また植え替え直後の直射日光は避けて、1〜2週間ほどは明るい日陰で管理してあげると安心です。
プレステラ105深鉢を選んだ理由
今回植え替え先にプレステラ105の深鉢を選んだのには理由があります。
アロエポリフィラは意外と根が深く伸びる植物なので、深さのある鉢の方が根が伸び伸びと育てられます。プレステラの深鉢は通常のプレステラよりも深さがあるので、根の成長をしっかり受け止めてくれます。それに加えてプレステラは通気性に優れているため蒸れに弱いポリフィラにとってかなり優秀な鉢になります。
また植え替えのサイズアップは一気に大きくするよりも、一回り大きくする程度がベスト。ただしポリフィラは一度成長のスイッチが入ると一気に大きくなりやすいです。そのため今回は一回り大きいプレステラ90ではなくもう少し大きいプレステラ105にしました。
急に大きすぎる鉢に移すと土の量が増えて乾きにくくなり、根腐れ(根が腐ってしまうこと)のリスクが上がってしまいます。75から105への変更がちょうどいいステップアップになると思います!
鉢の大きさは植え替える株の大きさや根の状態を見て判断しましょう。画一的に大きさを決めるとその株に適さない鉢になりかねません。臨機応変に対応することがアロエポリフィラを育てる楽しさでありコツでもあります!
植え替えに使った用土
アロエポリフィラの用土で一番大事なのは”水はけ”です。高温多湿が大の苦手なポリフィラにとって、じめじめした土の中は大敵。水はけを最優先に考えた用土を選びましょう。
今回使用した用土の配合はこちらです。
- 硬質赤玉土(こうしつあかだまつち):4
- 日向土(ひゅうがつち)もしくは軽石(かるいし):5
- 竹炭(たけすみ):0.5
- ゼオライト:0.5
これはあくまで一例です。配合の割合よりも”水はけがいい”ことを最優先に考えて、自分の育てている環境に合った用土を作ってみてください。また植え替え時に元肥としてマグァンプKを適量混ぜておくと肥料の心配もほぼ不要になりますよ!

植え替え後のアロエポリフィラの管理ポイント
植え替えも無事に終わり、ここからの管理についても少し触れておきます。詳しい育て方についてはアロエポリフィラの基本の育て方の記事もぜひ参考にしてみてください!
水やりは乾かしすぎず、でも蒸らさずに
アロエポリフィラは乾燥に強いと思われがちですが、実は乾かしすぎると葉先から枯れてきてしまいます。「乾いたらしっかり水やり」を基本にして、乾燥させすぎないようにするのがポイントです。特に子株の時期は乾かしすぎると成長が遅くなります。
ただし水が溜まりっぱなしになる状況はNG。水やり後の鉢受けに残った水は必ず捨てるようにしましょう。高温多湿な環境では根腐れや株元の腐りを引き起こしやすいので要注意です。
室内での蒸れ対策にはサーキュレーターを使用することが有効になります。サーキュレーターの風によって土の乾きが良くなり空気も流れるので蒸れる心配が減ります。また植物の成長には風が欠かせないのでそう言った点からもサーキュレーターはマストなものになります。
鉢を持ち上げてみて軽く感じたら水やりのタイミング!慣れてくると鉢の重さだけで土の乾き具合がだいたい分かるようになってきますよ。
日当たりと夏の高温対策
アロエポリフィラは日光が大好きですが、高温多湿にはとても弱い植物です。特に日本の夏は要注意で、真夏の強い直射日光を一日中浴び続けると葉焼け(はやけ:葉が焦げたようになること)を起こしてしまいます。
午前中に日が当たって午後は日陰になるような場所が理想的です。また雨ざらしになる屋外に置く場合は、高温多湿を避けるために雨がかからない場所を選ぶようにしましょう。
肥料は葉色を見ながら少量を
アロエポリフィラは肥料をあまり必要としません。植え替え時に元肥(もとごえ:植え付け時に土に混ぜる肥料)としてマグァンプKを少量混ぜておけば、しばらくはそれだけで十分です。
もし葉の色が薄い黄緑に変わってきたら肥料不足のサインです。そのときは成長期(春・秋)に規定量よりも薄めの液体肥料(えきたいひりょう:水に溶かして使う肥料)を2週間に1回程度あげてみてください。与えすぎは株を軟弱にしてしまうので、少なめを意識してあげてください!
さて、今回はアロエポリフィラの実生1年後の成長の様子と植え替えをお届けしましたがいかがでしたか?
種から育てた子がここまで成長してくれるとは…実生(みしょう)ってやっぱり面白いですね!
次回もぐんぐん大きくなって、いつかあの美しい螺旋を描いてくれることを楽しみに引き続き観察を続けていきます!お楽しみに!
では、よい seeding life を!





コメント